バロータ(Ballota pseudodictamnus)は、シソ科の多年草で、シルバーグリーンの葉とふわふわした質感が魅力的な植物です。耐寒性が強く、乾燥にも強いため、初心者でも育てやすいのが特徴です。ナチュラルガーデンやロックガーデンにぴったりで、寄せ植えのアクセントとしても人気があります。
この記事では、バロータの育て方や管理のポイント、増やし方などを詳しくご紹介します。ぜひ最後までご覧ください!
バロータの基本情報
科名・属名 | シソ科・バロータ属(またはカリクテリス属) |
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学名 | Ballota pseudodictamnus |
形態 | 多年草 |
草丈 | 約30〜50cm |
開花時期 | 5月〜7月 |
耐寒性 | 強い(-5℃程度までOK) |
耐暑性 | やや弱い(蒸れに注意) |
日照 | 日向〜半日陰 |
バロータは、見た目の美しさだけでなく、手間がかからず育てやすい点も魅力のひとつ。シルバーグリーンの葉が一年中楽しめるため、ガーデニング初心者にもおすすめです。

バロータの育て方
1. 土づくり|水はけの良い土を選ぶ
バロータは湿気を嫌うため、水はけの良い土を用意しましょう。
おすすめの用土
- 市販の草花用培養土にパーライトや鹿沼土を混ぜる
- 自作するなら「赤玉土(小粒)5:腐葉土3:パーライト2」の配合が◎
鉢植えの場合は素焼き鉢を使うと通気性が良く、根腐れ防止になります。
2. 日当たり・置き場所|風通しの良い場所に
バロータは日当たりを好みますが、夏場の強すぎる日差しは葉焼けの原因になるため、
✅ 春〜秋:日当たりの良い場所で管理 ✅ 夏:半日陰や明るい日陰に移動 ✅ 冬:屋外でもOK(寒冷地では霜よけ対策を)
庭植えなら風通しの良い場所に植え、蒸れを防ぎましょう。
3. 水やり|乾燥気味に管理
バロータは乾燥に強く、頻繁な水やりは不要です。
✅ 春・秋:土が乾いたらたっぷり水を与える ✅ 夏:朝か夕方に控えめに水やり(蒸れ対策) ✅ 冬:ほぼ断水(葉がしおれたら軽く水を与える程度)
水をあげすぎると根腐れの原因になるので注意しましょう。
4. 肥料|控えめでOK!
バロータは肥料が少なくてもよく育ちます。
🔸 おすすめの肥料
- 春と秋に緩効性肥料を少量(例:マグァンプK)
- 液体肥料なら月1回程度
肥料を与えすぎると葉が茂りすぎて蒸れやすくなるので注意。
5. 剪定・手入れ|蒸れ防止がポイント
バロータは放っておくと枝が伸びすぎて蒸れやすくなるため、適度に剪定しましょう。
✂ 剪定のタイミング
- 春と秋に軽く切り戻す
- 伸びすぎた枝をカットして風通しをよくする
- 枯れた葉をこまめに取り除く
剪定した枝は挿し木で増やすこともできます。
バロータの増やし方(挿し木)
バロータは挿し木で簡単に増やせます。
🌿 挿し木の手順
- 春〜秋に健康な枝を10cmほどカット
- 下葉を取り除き、水に数時間つける
- 挿し木用土(赤玉土やバーミキュライト)に挿す
- 明るい日陰で管理し、2〜3週間で発根
根が出たら鉢や庭に植え替えましょう!
バロータのトラブルと対策
💦 葉が黄色くなる → 水のやりすぎかも! → 土が乾いてから水をあげる
🌞 葉が茶色くなる → 直射日光が強すぎる可能性 → 夏場は半日陰に移動
🍃 蒸れて枯れる → 剪定して風通しをよくする! → こまめに剪定し、湿気を避ける
まとめ|バロータを上手に育てよう!
✅ 日当たりと風通しの良い場所で育てる ✅ 水はけの良い土を使い、乾燥気味に管理 ✅ 夏は蒸れやすいので剪定&半日陰で育てる ✅ 冬も常緑で楽しめるシルバーリーフが魅力!
バロータは、手間が少なく育てやすい植物です。おしゃれなシルバーリーフを楽しみながら、素敵なガーデンを作りましょう!
