模様が美しい葉を楽しむ!カラテアの育て方とおすすめ品種

観葉植物

インテリアグリーンとして人気が高まっている「カラテア」。その最大の魅力は、何といっても個性的で美しい葉の模様です。まるでペイントしたような斑入りの葉や、幾何学模様のように整った模様が特徴で、植物好きの中でも根強いファンが多い観葉植物です。

この記事では、カラテアの育て方のポイントや、初心者にもおすすめの品種をご紹介します。


カラテアは中南米を原産とする植物で、湿度の高い熱帯地域に自生しています。マランタ科の植物で、同じ仲間に「ストロマンテ」や「マランタ」なども含まれます。

特徴的なのは、葉の美しさと、昼と夜で葉が動く「就眠運動」。昼は葉を広げ、夜になると閉じるように葉を立てる姿は、見ていてとても愛着がわきます。


1. 日当たり

カラテアは直射日光が苦手です。レースカーテン越しのやわらかい光が当たるような明るい日陰を好みます。直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまうことがあるので注意が必要です。

室内で育てる場合は、窓辺から少し離れた場所や、北向きの部屋などでも育てることができます。

2. 水やり

水やりはカラテアの育成で最も気をつけるポイントです。乾燥に弱く、湿度を好む性質があるため、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。

ただし、根腐れを防ぐために、鉢底にしっかりと排水穴があること、そして水が鉢にたまらないように受け皿の水は捨てることが大切です。

また、葉水(霧吹き)をこまめに行うことで湿度を保ちやすくなり、葉もイキイキとします。

3. 温度と湿度

カラテアは寒さに弱い植物です。最低でも10℃以上の温度を保ちましょう。エアコンの風が直接当たる場所も避けるようにします。

湿度に関しては、60%以上をキープするのが理想です。冬場の乾燥が強い時期や、夏場に冷房で空気が乾くときは、加湿器や葉水で湿度を補ってあげましょう。

4. 土と鉢選び

カラテアには、水はけと保水性のバランスが取れた土がおすすめです。市販の「観葉植物用の培養土」でも問題ありませんが、より快適な環境を整えたいなら以下のようなブレンドもおすすめです。

  • ピートモス:4
  • 赤玉土:3
  • パーライト:2
  • バーミキュライト:1

また、通気性の良い鉢や、素焼き鉢を使うと、蒸れを防ぎやすくなります。


  • 葉の模様が芸術的で、種類によって表情が大きく異なる
  • 就眠運動で昼と夜に動きがあり、見ていて楽しい
  • 室内の明るい日陰で育つので、置き場所の自由度が高い
  • インテリアとして高級感がある雰囲気を演出できる

1. カラテア・マコヤナ(Calathea makoyana)

「クジャクの羽」のような模様が美しく、裏側の赤紫色とのコントラストが映える人気品種。やや繊細ですが、育てがいのある一株です。

2. カラテア・オルビフォリア(Calathea orbifolia)

大きくて丸い葉に、淡いシルバーグリーンのストライプが入った上品な品種。やわらかく広がる葉姿が特徴的で、インテリア性が非常に高いです。

3. カラテア・ルフィバルバ(Calathea rufibarba)

細長い波打つ葉と、葉裏の赤みが特徴。葉の手触りが「ベルベット」のようにふわふわしているのがユニークなポイントです。


カラテアは少し繊細な部分もありますが、育て方のポイントを押さえれば初心者でも十分に楽しめる観葉植物です。お部屋の中に一鉢あるだけで、ぐっと雰囲気が洗練され、癒やしの空間を演出してくれます。

湿度管理や日照の調整をしながら、ぜひ自分だけのカラテアコレクションを楽しんでみてください。

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